2026-07-30 HACK WIKI

XREAL One を PC の作業モニタにする — できるのか・どうやるのか・使い心地はどうか

XREAL One の機種Wiki

できるのか

できる。 XREAL One は USB-C の DisplayPort Alt Mode で映像入力を受ける、事実上の「メガネ型外部モニタ」だ。macOS / Windows / Linux いずれも OS 側からは普通の外部ディスプレイとして見えるので、特別なドライバは要らない。

条件は1つだけ — PC 側の USB-C ポートが DP Alt Mode(映像出力)に対応していること。ここで詰まる人が一番多い。見分け方:

  • ポート脇に雷マーク(Thunderbolt)か DisplayPort のロゴがあればまず対応
  • 仕様表では「USB-C(映像出力対応)」「DisplayPort Alt Mode」の記載を探す
  • 充電専用・データ専用の USB-C ポートは映らない(ケーブルを挿しても黒画面のまま)

対応していない PC でも、DP Alt Mode 非対応ポート→HDMI 変換を経由するアダプタ類で救える場合があるが、給電との両立など相性問題が出やすい。ここは沼なので、まず素直に対応ポートの有無を確認するのが早い。

どうやるのか

  1. XREAL One を付属の USB-C ケーブルで PC に挿す(それだけで映る)
  2. OS のディスプレイ設定で「拡張」にする — ミラーリングだと視線移動の意味がないので、メイン画面の上に仮想的に置くのがおすすめ
  3. グラス側の設定で 画面固定(Anchor)モードを選ぶ。XREAL One は空間処理チップ(X1)を本体に積んでいるので、接続先に専用アプリを入れなくても画面を空間に固定できる。ここが旧世代(Air 系)との決定的な違い
  4. 文字が小さいと感じたら、OS 側の表示スケールを 125〜150% に上げる。解像度を下げるより文字のシャープさが保たれる

使い心地はどうか

「サブモニタを持ち歩ける」と考えると実用、「メインモニタの置き換え」と考えるとまだ早い。 具体的には:

  • 強い場面: 出先・ソファ・新幹線。物理モニタが置けない場所で 27 インチ級の作業面が出るのは、一度体験すると戻れない
  • つらい場面: 細かい文字を長時間読む作業。輝度とパネルの特性上、IDE でコードを何時間も読むと目の疲れは物理モニタより早く来る
  • 鼻あての当たり方は個人差が大きい。長時間使うなら付属のノーズパッドを全部試す価値がある

未検証: 度付きインサートレンズ装着時の視認性、Linux での DPI スケーリングの挙動は当サイトでまだ実機検証していない。検証したら本記事を更新する。

関連機種との比較

同じ XR タイプの VITURE Luma Ultra も同様に外部モニタ化できるが、あちらはマルチ画面アプリ(SpaceWalker)前提の設計。「素のディスプレイとして OS 側の機能だけで完結させたい」なら XREAL One、「専用アプリで画面を並べたい」なら VITURE という選び分けになる。